先日、認知症の講義を
受けました。
その中で、講師が、
つい暗い話をする
認知症のお母さんに対し
違うことを話してもらおうと
とった行動。
それは子供の頃の写真を見せて
なんか思い出話をしてもらおうという
作戦。
自分は話さなくていいし、
暗い話もなくなるんじゃないかとの
下心で写真を持っていった
そうです。
写真は、
スモッグを着て砂場で
遊んでいる自分と弟の写真。
それを見てお母さんが
昔の思い出話を始めた。
その思い出話を聞いているうちに
とっても懐かしい気持ちになって
自分はこんなにも愛されていたのだと
嬉しい気持ちになった。
「最初は下心で写真を見せたのに
母が昔話をすることで
僕の心が動いたのです」
「その思い出話を聞いているのが
楽しくて、懐かしくて、嬉しい時間に
なりました」
そう話していました。
すごく有意義な講義でした。
認知症になると大変なこともあるけど
その一方で、豊かな時間をもらう
そんな見方もできるといいなと思います。
