認知症介護歴32年の看護師が送る認知症介護が楽になる無料PDFを今すぐ手に入れる>>

部屋を間違える

 

この前、
私が住むマンションの一室が
売りに出されていました。

 

誰でもみれる
オープンルームだったので
子供たちと、覗きに。

 

「こんにちは〜」と
にっこりする営業の方に
「すいません、同じマンションの
住人ですけど、見せて〜」と
お願い。

 

もちろん、嫌というわけもなく、
見せてくれました。

 

フルリフォームをして
2LDKから3LDKへ。

 

子供達は、
「新しくていいな〜」
「ここに住みた〜い」
ですって。

 

でも、フルリフォームをして
中身はカッコよくなっていましたが
外見は変わらない。

 

玄関ドアは変わらないので
外から見たら、他の家と同じです。

 

酔っ払って帰ったら
わからないでしょうね。

 

だって、マンションの玄関って
どれも同じだから。

 

認知症の人が、
病室を間違えるのも
同じ理屈です。

 

病院の病室の入り口って
どれもこれも似通っていて、
特徴がない。

 

私たちは、◯号室とか
書いてある名前を読んで
判断できますが、
認知症になるとできません。

 

字や数字の持つ意味が
わからなくなってしまうのです。

 

そこで登場するのが
ぬいぐるみや、造花です。

 

目立つものを
病室の入り口に置くことで
ここは〇〇さんの部屋ですよと
注意喚起をするのです。

 

字や、数字の持つ意味を
他のもので代行することで
自分の部屋がわかるように
なるかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました