この前、出かけた時、
駅のトイレを使いました。
手洗い場も自動水栓だし、
手洗い場とは別に
お化粧をするための場所が
独立してついています。
昔は、駅のトイレって
とっても汚いイメージでしたけど
今は、綺麗ですよね〜。
公共の場所のトイレの手洗い場は
ほとんどが自動水栓です。
なぜ、自動水栓なのかと言うと
旧式のハンドルのものは
閉め忘れなどで
無駄に水が流れてしまうから。
そう聞いたことがありました。
確かに、機械が水を止めてくれれば
無駄に水が流れません。
また、使う方も
ハンドルを捻らなくていいので
楽チンですよね。
でも、この便利・効率化って
人の能力を低下させる原因かも^^
この間、開催した
マスター講座の中で
出た話。
認知症のお母さん、
介護施設の自動水栓がわからない。
ハンドルだったら、
ひねれば水が出てくるのが
わかるから、自分1人でも使える。
でも、自動水栓だと
どうやって水が出てくるのか
わからない。
だから、手を洗えないって
言っていました。
『自動水栓の使い方』と言う
学習内容を忘れてしまうのです。
だから自分1人では
使えなくなってしまう。
「手を洗う」ことはできるのに
道具が違うからできない。
そして、なんで手を洗わないの?
なんて怒られちゃったら、
ちょっと残念ですね。
このように、昔のものなら使えるのに、
ということが認知症の人には
結構あります。
もし、出来ることを
減らしたくないなら、
昔の道具、使える道具を使うのも
良いのではないでしょうか。