目からウロコの認知症セミナー後
結構聞かれるこの質問。
「最近物忘れがあるんだけど
私、認知症でしょうか?」
「違うと思いますよ」
そう言いますが、
「いやでも、大事な用事は忘れるし、
人の名前は出てこないし、
〇〇だし…、□□だし…」
そんな風に言われます。
認知症になりたくないのか
認知症って言ってほしいのか
わからない感じですけど。
まあ、認知症ではないっていう
確実な何かが欲しいのだと思います。
でも検査も何もしてなければ
確実な何かは、答えられないわけで。
ゴメンなさい。
でも、多くの人に聞かれるってことは
それだけ、認知症に
なりたくないっていう気持ちと
認知症に対する間違えた知識が
普及しているんだなって
聞かれるたびに思います。
認知症は「もの忘れ」のインパクトが強く、
物忘れ=認知症と
思っている方が多いのですが、
認知症の本質は違うのです。
認知機能が低下しそのため、
認識が変化し、今まで
無意識でできていたことが
できなくなるのが
認知症なのです。
私はこの論理を持っていまして
ある若年性認知症の方とお話しした時に
ご本人もそのようにおっしゃっていました。
私たちはどうしてもいろんな事を忘れます。
私なんてホント忘れることが多くて、
家にカレーのルーがいっぱいあるし
漫画の単行本も同じ卷が2冊あるし
人の名前なんてそうそう思い出せないし。
同じようなことは誰でもあることです。
でもこれは単純なもの忘れですが
認知症になると忘れることによる
認知機能の低下と認識の変化が
あるのです。
だから、単純なもの忘れを
心配している人には
「認知症じゃないと思いますよ」って
アドバイスしています。
もっと詳しく認知症の本質を知りたい方は
ぜひ講座に来てくださいね〜。