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役割と居場所の見つけ方

役割

Q

「認知症の人に役割を
持ってもらうのが大切と聞きますが
いろいろできなくなっているのに
どうやって役割を持ってもらえば
いいですか?」

 

A

役割ね~。

役割って、難しく考えなくても
いいんじゃないかなって思います。

 

私が、
役割について考えていること。

役割って色々あると思います。
私なら例えば
お母さん
協会代表
講師
これらはやっていることに対する役割。
肩書きのようなものです。

認知症になると
これらのやっていることに対する役割は
少しづつ減っていきます。

でも、人間は何かしらの役割が必要です。

社会の、人の役に立っているという気持ちは
病気であってもなくても、
自分の心の拠り所となります。

役割があることで、
そこに自分の居場所があると
感じることができます。

居場所がないと
(無意識的にでも)
感じていることで
BPSDに繋がることもあります。

 

認知症になると
いわゆる肩書き的な役割は
できなくなってきて
それによって、本人も家族も
悲しい思いをするかもしれません。

 

しかし、役割はたとえ
小さなことでも、
肩書き的なものじゃなくても、
いいと思います。

大切なのは、
「役割がある」と思えることで、
それによって
「社会の、人の役に立っている」と
自分で感じることです。

役割を自分で感じてもらうためには、
どんな小さなことでもいいので
やってもらったら「ありがとう」と言って
本人に役割を自覚してもらうこと。

それを続けることで
新しい「役割」になっていきます。

例えば、
毎日歯ブラシが定位置に
あるかどうかをチェックする
「歯ブラシ当番」
でもいいと思います。

例えば、
面白い話をする
「笑かし当番」でもいいのです。

私の知り合いは
「お昼ご飯の献立を確認する当番」
そんな人もいました。

「役割」というと、
特別なことを考えてしまうかもしれませんが
小さなことの積み重ねで
自分の居場所を感じてもらうことが
できるのではないでしょうか。

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