認知症のセミナーや認知症に対する情報発信をしていると、よく「認知症の家族の対応はどうしたら良いですか?」と相談を頂いたり、「認知症の家族がいるのですが、何か役に立てられる資格はあるのでしょうか?」と相談されることがあります。
認知症になってしまった家族のために何か役に立ちたいと思う気持ちは当然だと思います。
私たち、日本高齢者アタッチメント協会でも認知症への知識を深め、認知症のことを知っていただくための企業研修や一般向けのセミナーなどを開催してきました。
確かに認知症について理解を深めることは非常に良いことだと思います。
日本高齢者アタッチメント協会でも資格などを付与する認定講座なども行なっていますが、認知症になってしまってから『家族を支えること』を考えるのではなく、家族が認知症になる前に認知症に対する知見を深く知ることがとても大切ではないかと感じています。
家族が認知症になってから支えることも大切ですが認知症になる前に認知症について学ぶ大切さ
家族が認知症になってから慌てる人も多いのですが、認知症ケアをする場合には知識がないとすごく辛いものになってしまうと思います。
なぜなら認知症の家族を支えながら知識を勉強することはとても大変だからです。
認知症は、現代医療では「いつかはなってしまう可能性があるもの」と考えて、もしもの時のために先に知識を習得しておく方が何かあった時には安心です。
早く知識を学べば学ぶほど、その知識をシミュレーションし、実際に家族が認知症になった時に使えるようにブラッシュアップもできます。
生命保険などと同じように、もしもの時のことを想定して、先に知識を得ることはとても大切です。
親も子供も一緒に認知症について学ぶことが大切
家族が認知症になった後に何か資格を探すのではなく、認知症になる前に、認知症についての知識を家族みんなで知っておくことです。
認知症になったらどのようになってしまうのか?どんな世界なのか?を家族が知ることで、どのような対応が必要なのかが見えてきます。
また、認知症のことを知ることで、「自分だけは大丈夫」と言う考えから当事者意識を持ってもらうことも可能です。
お孫さんが大きくて、お孫さんにも知ってもらうことができれば、自分がなってしまった時の対応などもお孫さんにも知ってもらうことができるでしょう。
認知症のことを先に理解することで、自分が認知症になった時の対応をお願いできる
認知症は怖いと感じている人は多いと思います。
その理由は「なってしまったらどのようになるのかがわからない」からです。
先に認知症のことに対して理解を進めていけば、自分が認知症になった時を想定し、自分自身が実際に認知症になってしまったときに『どのように対応してほしいのか?』『家族にどのように関わって欲しいのか?』などあらかじめ自分の意思を伝えることができるようになります。
認知症になってしまってからでは、自分の意思を家族に伝えることは困難になります。
なので資格を取るよりも先に、認知症のことを理解することが大切ではないかと思います。
日本高齢者アタッチメント協会では、認知症になった時の世界を知ってもらうことができるVRを使った体験型セミナーを行なっています。
認知症になったらどんどん忘れて行ってしまいます。
親だけではなく自分も、『認知症になった時はどうなってしまうのか?』を知ることができれば、認知症になった方へ適切な対応やコミュニケーションをとることができます。
また、認知症になる前に、
自分はどうしたいのか?
どのようにして欲しいのか?
そんな自分の取り扱い説明書を今から作っておくこともできるのです。
自分がなった時のリスクを考えて認知症を学ぶことがこれからもっと大切になると思います。
そこで、当協会では、「認知症に備える 私のトリセツセミナー」を行っています。
認知症の世界を知って、認知症の知識を学び、親が・自分が、認知症になった時の取扱説明書を考えてもらう。
そんなセミナーです。
もし、親が、自分が認知症になったらどうしよう。
そう少しでも考えている方は一度セミナーを受けてみてください。
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