「認知症になったらどうしよう」と、若い人でも『怖い』と感じている方もいるようです。
中には、今20代だけど自分が認知症になる頃には治せる薬ができているはずだから大丈夫!と考えている人もいます。
認知症は2025年までに、約 700 万人、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれ ていて今では誰もが関わる可能性のある身近な病気となっています。
また、30代で認知症を発症する人もいるので、今自分は若いから大丈夫!と思っていても10年、20年もすれば認知症になってしまう可能性もあります。
このように、私たちの生活の中でも身近になってきている認知症ですが、認知症予防やコミュニケーションなどの対策を考えている人や、対策を発信している方は非常に多いです。
ですが、予防をしていても100%ならないと言うわけではありません。
どんなに気をつけていても認知症になってしまう可能性は誰しもあります。
もし、自分が認知症にかかってしまったら、その後の人生をどのようにしていきたいのか?
そのようなことを考えたことはありますか?
認知症の対策や予防もとても大切なことで、知っておいた方が良いと思いますが、私はそれよりも、認知症になった時に、自分がどんな生き方をしていきたいのかを今から決めておくことが重要ではないか?と考えています。
認知症はなぜ怖いと感じてしまうのか?
認知症を怖いと感じてしまう理由は、実際に認知症になった時にどのようになってしまうのかがわからないと言う未知への恐怖ではないかと思います。
そして、現段階では完治ができないと言われているので、なってしまったらどうしよう?と怖さを感じてしまうのです。
これは、知らないが故の未知の恐怖です。
新型コロナウイルスも、最初の時は全くの未知のウイルスだった為、「なんかよくわからないけど怖い」と感じていた人が多かったのではないでしょうか?
しかし、年月が経って今ではどんなウイルスなのか解明されつつあるためそこまで恐怖を感じている人は少ないのではないでしょうか。
認知症も同じように「わからない」から怖いのです。
そうであれば、認知症のことをまずは知ること、理解することでどんな病気かを知れば怖さは軽減できると思います。
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自分は大丈夫と思ってない?自分が認知症になったらどうしようかと考えたことはありますか?
認知症になる前に考えることは対策ではなく自分がどうしたいか?と言う意思の決定
認知症になる前に、予防などの対策をしている人や勉強する人も多いです。
予防することを心がけることももちろん大切なのですが、まずは認知症を理解して知った上で、もし認知症になってしまった場合、どのように暮らしていきたいのか?と言う自分の意思決定を今から示しておくことがもっとも大切ではないかと思います。
その理由は、認知症になった自分での意思決定ができなくなってしまう可能性があるからです。
自分にして欲しいコミュニケーションや、扱い方、施設への入所、家族との関わり方など、認知症になってしまい進行していくと、思っていることを伝えることはできなくなってしまいます。
しかし、認知症になっても感情はちゃんとあります。
自分がして欲しいことをしてもらえないので悲しいと感じても、その気持ちを伝えることができないと言う状況になってしまうのです。
これはとても悲しいことだと思いませんか?
だからこそ、私は、認知症になってしまう前に、認知症になる前に、認知症の世界を知り、「自分への取扱説明書」を作っておくことが、あなた自身が悲しまずに、自分の意思で生き続けていく道標となるのではないかと考えています。
認知症になってないからこそ、認知症になった時の事を学ぶ必要があると思います。
自分がなったらを想定し、どんな言葉をかけて欲しいのか?
どんな対応をして欲しいのか?
それを言語化できていたら安心できませんか?
家族にそれを伝えておいたら安心ではありませんか?
認知症者への対策ではなく、自分がなった時のリスクを考えて認知症を学ぶことがこれからもっと、大切になると思います。
そこで、当協会では、「認知症の取説セミナー」を行っています。
認知症の世界を知って、認知症の知識を学び、自分がなった時の取扱説明書を考えてもらう。
そんなセミナーです。
もし、自分が認知症になったらどうしよう。
そう少しでも考えている方は一度セミナーを受けてみてください。
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