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最もなりたくない病気である『認知症』になりたくない理由とは?

一番なりたくない病気は認知症

認知症は、がんを抑えて最もなりたくない病気と言われています。

日本は超高齢化社会でもあり、世界でも認知症に対する懸念が大きく、注目もされています。

「認知症にはなりたくない」

これは誰しも思うでしょう。

特に、歳を重ねてきたら会社の健康診断などでは、何かに引っかかってしまったり、何かしらの病名を言われることもあります。

そんな時、「他の病気は仕方がないけれど、認知症にだけはなりたくない」と多くの人が思います。

なぜ、認知症だけにはなりたくないのでしょうか。

「自分の身近な人が認知症になってしまったらどうしよう」と考えてしまうこともあると思います。

また、「もし自分が認知症になってしまったら…」と考える人もいると思います。

認知症は誰しもなってしまう可能性があります。

誰でもなってしまう可能性があり、現在では完治することができないので、認知症はなりたくないと思うこともあると思いますが、実際にはそれが「認知症になりたくない」という理由ではないように感じます。

そこで、この記事では、認知症になりたくないと感じる理由を紐解いてみたいと思います。

認知症になりたくないと感じている本当の理由

以前産経新聞に認知症になりたくない2つの理由という記事がありました。

1つは、認知症になると、何もできない、何も分からない人になってしまい、生きている価値がなくなると思うから。

2つめは、認知症になると、家族に迷惑をかけると思うから。

2017/5/1 高見国生の認知症だより(2)より抜粋

確かに、その側面もあると思います。

日本人は、他人に迷惑をかけるなという価値観があり、そのような教えをされ続けてきました。

この「家族に迷惑をかける」という思いが多くの人が生きづらさを感じる要因ともなっていると思うのです。

認知症になりたくないと考える前に、「なぜ家族に迷惑をかけてはいけないのか?」そんな思いを抱いてしまうのか?という心の問題をケアした方がいいように感じます。

なので、私は、この2つが認知症になりたくないという理由ではないと感じています。

では、多くの人が認知症になりたくない理由はなんなのでしょう?

認知症になりたくないと感じる本当の理由とは?

私は、2つの理由があると思います。

一つは、どんな病気かわからない未知への不安。

認知症という病気はなんとなくどんなものかは知っていると思いますが、どんな病気かはあまりわかっている人は少ないです。

なりたくないと思いながら、どんな病気か正しく理解していないので、どうすることもできずにただ不安を感じているのはとても苦しいものです。

2つめは、認知症になってしまったら自分の意思がなくなってしまうことに恐怖を感じてしまうのではないでしょうか。

認知症になったら色々なことを忘れてしまいます。

本当は、こうして欲しいのにしてもらえない。

こうしたいのにできない。

相手とコミュニーションが取れない、

認知症になる前は当たり前にできていたことができなくなってしまい、そのことで、周りの自分に対する扱いが変わってしまうことはとても悲しいことです。

認知症になりたくないと考えている方への解決は、自分の取説を作ること

認知症にならないという確率は100%ではありません。

もしかしたら認知症になってしまうかもしれません。

認知症になってしまったら、なりたくない!と言っていても関係ありませんよね。

なりたくないと言いながら不安を感じ続けているよりも、なった後の自分はどう人生を生きていきたいかを自分で決めることのほうが、これから先不安なく過ごしていけると思いませんか?

元気なうちに、

自分が認知症になった時には、こう接してほしい。

こんなコミュニケーションをとってほしい。

それを先に記しておくのです。

認知症になっても感情はあります。

当然、不当な扱いされたら悲しいと感じるでしょう。

そうならないように、今から認知症を知り、認知症になった時の扱いを自分で決めておくのです。

認知症のことをしっかり理解していればコミュニケーショをとることは難しくありません。

そして、認知症になる前に、認知症のことを知ることで、自分がどうして欲しいのかを今から決めることができます。

認知症になってないからこそ、認知症になった時の事を学ぶ必要がある

自分がなったらを想定し、どんな言葉をかけて欲しいのか?

どんな対応をして欲しいのか?

それを言語化できていたら安心できませんか?

家族にそれを伝えておいたら安心ではありませんか?

認知症者への対策ではなく、自分がなった時のリスクを考えて認知症を学ぶことがこれからもっと大切になると思います。

そこで、当協会では、「認知症に備える 私のトリセツ」セミナーを行っています。

認知症の世界を知って、認知症の知識を学び、自分がなった時の取扱説明書を考えてもらう。

そんなセミナーです。

もし、自分が認知症になったらどうしよう。

そう少しでも考えている方は一度セミナーを受けてみてください。

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