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昨日のご飯が思い出せない!「もしかして認知症?」と思った時にやっておくこと

昨日の食事

あなたは昨日のご飯をきかれたとき、すぐに答えることができますか?

あれ?そういえば昨日は何を食べたっけ?
コーヒー飲んだっけ?どうだったっけ?

最近、昨日の食べたものをすぐに思い出せない。

このようなことが何度かあると、私、認知症かしら?と心配になりますよね。

ご飯の内容を思い出せないのは大丈夫って聞くけど、さっきご飯を食べたことを忘れて、「ご飯まだ?」って何度も聞くようになったら、どうしよう?

そうなったら、家族や周りの人に迷惑がかかっちゃう。

認知症になると、そうなっちゃうのかしら?

怖い。

このように、自分が認知症になったらどうしよう?

そう考えている人は多いと思います。

認知症になって、家族に迷惑をかけたくない。

そう思うのは当然ですが、誰でも認知症になる可能性はあります。

その時にできるだけ家族に迷惑をかけず、またできるだけ自分らしく生きるためにはどうしたらいいのかをこの記事ではお伝えしていきます。

症状の原因がわからないから振り回される

認知症になると、物忘れがあります。

この物忘れは、私たちが体験しているような、芸能人の名前が出てこないとか、昨日のご飯を忘れるといった、物忘れではありません。

認知症の場合の物忘れは、記憶障害と言われますが、この「記憶障害」があると、認識が変化します。

認識が変化することにより、様々な症状が出ます。

その時、なぜその症状がでているのかがわかれば対処の方法もわかるのですが、たいていの人は、症状の原因がわからないため、症状に振り回され、家族も、本人も疲弊してしまうのです。

症状の原因の1つは過去にある

例えば、さっきご飯を食べたはずなのに、「食べていない」って言ったり、「ご飯まだ?」って何度も聞く。

認知症になるとこのように何かにこだわるといった症状がでる事もありますが、すべての認知症の人に
出るわけではありません。

このような症状が出る原因の1つに、過去の環境が関係しています。

生まれてから今までの過去の環境が、認知症の症状に影響してくるのです。


「えーでも、過去のことは変えられないよ」

そう思うかもしれません。

確かに過去は変えられませんが、認知症になっても、できるだけ介護を楽にするためには、自分の今までの環境がどうだったかを自分のトリセツとして書き出しましょう。

そしてそれを家族や親しい人と共有することです。

そうすることで、未来を変えることはできます。

あなたのトリセツには、

●小さいころ、誰とどこでどんな風に遊んだのか。
●小学校・中学校・高校・社会人、それぞれどんな環境だったのか。
●楽しかったことや、嫌だったこと、うれしかったこと、びっくりしたこと

などを書きましょう。

またその環境によってどんな価値観を持っているのかを書きます。

それがあなたのトリセツを作るということです。

自分の過去を振り返ることで、周りも自分も楽になる

認知症になっても自分らしく生きるためには、今まで生きてきた過去の環境を伝えることがとても重要になってきます。

どのような環境で生まれ、どのように育ったのか、どんな人生を送ってきたのかを知ることは、介護者が認知症の人をケアするうえで欠かせません。


例えば小さいころ、満たされない思いがあってそれを克服できていなければ、食べ物にこだわるという症状がでる事があります。

介護者からしたら過去でも、記憶障害があれば今のことのように感じ、「ご飯はまだ?」と何度も聞くといった行動につながることがあります。

その時、なぜその行動をとっているかを家族や介護者が推測したり、納得したりして、適切なケアをするためには、トリセツをつくっておくことが重要です。

なぜなら人生の歴史は、円満家族でも知らないことばかりだからです。

また、自分の環境を整理し、書き出す・分析することで、どのような症状が出やすいのかを予測することができます。

トリセツを書くことで、過去を紐解き、ケアにつなげることができ、認知症になっても、あなたも家族も認知症に振り回されない人生の方法を伝えることができます。

多くの人は、認知症になってから認知症のことを考えればいいやと思っています。

でも、認知症になってからでは考えたり、判断することが難しくなります。

いくら迷惑をかけたくないと思っていても、様々なことをうまく伝えられなくなってしまうのです。

そうなる前に、トリセツを作り、認知症に備えることで、家族への感謝や愛、思いやりを家族や知人に伝えることができます。

まとめ

自分のトリセツを書くことは、

●自分を確認し、整理すること。
●自分らしさを追求すること。

トリセツで自分の人生を整理、表現し、家族や周囲の人に伝えることで、認知症になっても、人生を自分らしく生きる、介護してくれる家族もその人らしく介護できる可能性が広がる。

私はそう考えています。

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