「わかるわかる~」
「昔、同じことしちゃった~」
先日、認知と認識について
お話していたとき、
こんな声が。
「僕ね〜、昔酔っ払って
おしぼりがちくわに見えて
丸めたおしぼりに
醤油をつけて食べようとしたんだ」
「もちろん、周りの人に、
それはおしぼりだよと
止められたけど」と言うのです。
お酒のせいで
脳の機能が一時的に低下して
丸めたおしぼりがちくわに見える、
というか、脳が「ちくわ」と
認識してしまう。
脳がちくわと認識すると
ちくわだから食べるという
行為が生まれます。
おしぼりが脳でちくわに変換され
おしぼり→ちくわ→食べ物→食べる。
このような図式が出来上がります。
認識が変われば、
導き出される行為も
変わってきてしまうのです。
認知症の人も同じです。
原因となる病気のせいで
認識が変わってしまいます。
認知症の人の行為が
おかしいなと感じたら
まずは、どんな認識を
持っているのかを
考えましょう。