高齢者の認知症と若年性認知症の違いを今までお伝えしてきました。
最初の症状の違いをお伝えしたいと思います。
アルツハイマー型認知症を高齢で発症した場合、物忘れが最初の症状となって現れることが
多いです。
若年性認知症では多くの場合、実行機能障害やそれに伴ううつ状態が先行するといわれています。
仕事をしている人は仕事ができなくって気が付いたり、女性では家事ができなくなって
気づくことがあります。
実行機能とは物事をいい按配にすすめる一連の過程です。
計画を立て判断しながら細かい修正をし目的が果たせるように計画を遂行していく。
この過程が難しくなる。
なんだか仕事がすすまない。
なんだかスムーズにこなせない。
そんな時ありませんか?
なんだかスムーズにいかない日。
前にすすまない日。
それが外的要因ではなく内的要因でおこってくるのです。
毎日毎日、なんでだかわからないけど、前にすすまない。
スムーズにいかない。
やろうとは思うのにうまくいかない。
理由もわからない。
理由がわからないからこそ余計イライラするし、自分の能力がなくなったのかと落ち込む。
理由はわからないのに仕事や家事ができなくなってきているのは自覚できる。
こんな自分じゃなかったのに…
そう考えて、鬱っぽくなってしまうのです。
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