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若年性認知症の問題点 -見た目-

見た目に驚く人

2歳の子供がふざけて想定外のことをしていたらどう思いますか?

例えば、
手でご飯を食べていたり…

ちょっと、その想定外のことを
考えてみてください。





子供がそんなことをしたら「またふざけて〜」笑いながらそう言うかもしれません。

では、れっきとした大人の高齢者が例えば、手でご飯を食べていたり…

あなたがさっき考えた想定外のことをしていたらどう思いますか?






大人なのに、何やっているの!!!
怒りながらそう思うかもしれません。
(もちろん、笑っている人もいるでしょうけど)

同じこと(想定外のこと)をしているのになんでこんなに受け止め方に差があるんでしょうね。

その理由の一つはやはり、見た目が大人で自分と同じだけの社会性を身につけているだろうという
前提があるからです。

高齢者でも、受け止め方に差があるのに若年性認知症で見た目が若ければなおさら、何やっているの?
そう思われる。

認知症と知っている近しい人でも、そう思いがちなので、知らない人なら、さらにそう思うでしょう。

おでこに、アルツハイマー病ですって表示されれば、わかりやすいんですけどね。

同じ想定外のことをするにも見た目により、反応が違う。

2歳の子供なのか認知症の高齢者なのか。

若年性認知症だとさらに著明に反応が違うわけです。

だって、想定外のことをしなくても40歳の人が、何度も同じことを言ったらなんだこの人?ってなる。

ふざけてんの?
からかっているの?
わざとなの?

外見が若いからどうしてもそう思われちゃうんですよね。

以前40歳の若年性認知症の人が、認知症だから道がわからなくなる、だから、通りすがりの人に道を聞く。

そうすると、「新手のナンパですか?」って聞かれる。

大変な思いをしています。

そんな話を聞きました。

見た目が若くて、病気が無いように見える。

だからこその苦悩なのです。

認知症だからとか、認知症じゃないから。

そうじゃなくて、目の前の人はどんな認識を持っているかな?

そう思ったら外見にとらわれずに寄り添えるかもしれませんね。

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