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「MCI」とは

MCIとは

この若年性認知症シリーズを
書くきっかけになった
TBS系ドラマ「大恋愛」

物忘れをし始めた主人公は
「MCI」と診断されていましたね。

では、MCIとはなんでしょうか?

MCIとは
認知症とまではいかないが、
健常でもないグレーゾーンの状態です。

いくつかある認知機能のうちの
何か一つが同年齢の平均よりも
低下している状態です。

だから認知症と違い
日常生活に支障をきたしません。

MCIは
アルツハイマー型認知症になる場合も
前頭側頭型認知症や
レビー小体型認知症になる場合もあります。

MCIの定義は
1.本人または家族から
記憶障害の訴えがある
2.年齢や教育レベルだけでは
説明できない記憶障害がある
3.日常生活は普通にできる
4.全般的な認知機能は正常
5.認知症ではない

またアルツハイマー病のMCIの症状は
1.複雑な精神機能を必要とする
作業の質と量が変化する
2.仕事の能率と量が低下する
3.全体状況を判断することが困難になり
細部にこだわるようになる
4.その人らしい個性が失われてくる
5.なんとなくだるいというような
不定愁訴が増える
6.頭痛やめまい、うつ気分、
不安定感などで悩むことが多くなる
7.根気が続かない、疲れやすくなる
人によって違いますが、
このような症状が出ることがあります。

ただMCIと言われたからといって
必ずしも認知症に移行するわけでは
ありません。

調査方法により数値は異なりますが
1割は健常に戻ると言われています。

だからこそ、MCIと診断されても
脳を活性化するような
生活をすることで
症状が改善する可能性が
あるわけです。

診断されたからと
嘆き悲しみ後ろ向きに生きるのもいいですが
生活の改善のきっかけと捉え
いろんなことにチャレンジしていく、
周りとの関係性を再構築していく、
そんな前向きな生き方もいいかもしれません。

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