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認知症の人に適した環境

「あーつまんない」

休みの昼下がり
子供がつぶやいています。

他の兄弟は
友達の家に泊まりに行ったり、
塾に行ったりで
家に残っているのは
彼女1人。

 

私はパソコンで仕事していて
構ってもらえない。

 

 

「他2人がいないから
寂しいんでしょ」

 

そう聞くと、
「っていうか、1人いないと
もうつまんない」
「3人だとうるさいけど笑」
ですって。

 

1人でもかけたら
つまらないらしい。

 

いつも喧嘩してるのに
面白い関係です。

 

いつもは1人で本を読んだり
シルバニアしてるから
他の兄弟がいなくても
同じじゃないかと思ったら
そうじゃないんだと。

 

3人の中の1人が
心地いい。

 

人間って社会性の動物なんだなって
改めて思いました。

 

自分の安心できる心地いい空間で
自分の好きなことをして過ごす。

 

これってすごく大事です。

 

生産性も上がるし、寿命ものびる。
学習能力も上がります。
創造性もアップ!

 

私たちだって、
怖い上司に怒られながら仕事するより
優しい上司に、適切に
教えてもらったほうが
萎縮しないですよね。

それは子供でも大人でも
高齢者でも認知症になっても
同じです。

 

以前、都立松沢病院院長の
斎藤医師の講演でも
同じようなことを言っていました。
(その時は和光病院院長でした)

 

家で不穏になってしまう人も
病院でゆったり過ごすと
不穏が軽くなることがある。

だから、安心できる心地いい、
好きなことができる空間を
提供しましょう、と。

 

自分ではできなくても、
それに近い環境を探して
プロに頼むこともできます。

 

介護する側も
安心できる心地いい
好きなことができる空間を
確保しましょう。

 

介護は「誰がみるか」より
「どうやってみるか」

そう考えた方が
上手くいくと思います。

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