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薬を飲まない

デイサービスの昼食後・・・

「Xさん、お薬飲みましょう」

デイサービスの職員が
Xさんに声をかけています。

ところが、前頭側頭型認知症のXさんは
「飲まない!」と薬を飲みません。

「林さ〜ん、どうしましょう?」と
助けを求められました。

 

「はい、薬を飲んでください」と
淡々と薬を渡すと渋々とのむXさん。

「なんで林さんだと飲むのかしら?」と
その職員が不思議がっています。

 

その秘密は、、、

 

信頼関係があるのは必須条件です。
でも、その職員とも信頼関係があるはず。

違うのは、覚悟なんです。
私は、Xさんに嫌われても、嫌がられても
薬は飲んでもらおうと思っています。

事業所としての義務がありますので。

 

でも最初に薬を勧めた職員は
優しさ故にそこまでは思えない。

それを見透かされてしまったのです。

 

薬を飲まなくても平気だろうと
思われてしまったのです。

だから絶対に〇〇をして欲しい、
そう思ったら、
すべての責任を取る覚悟で勧めてみましょう。

もちろん根底に相手への
愛があるのが前提です。

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