認知症になった家族との関わり方がわかりません。
急に攻撃的になったり、何度ダメ!といっても同じことを繰り返したり、眠らなくなってしまったりで気が休まることがないんです。
関わり方を調べてみるとあまり否定的なことを言っては悪化してしまうというし、とはいえ、目を離していたら何をするのかわからないのでどうしたらいいのかわからずについ、イライラして怒鳴ってしまうこともあります。
このように、家族の中に認知症の人が出てしまった場合、一緒に住んでいるとどのように関わったらいいのかなかなか難しいというご相談はよくいただきます。
「母がこのような感じなのですがどうすればいいですか?」
という悩みが多いのですが、どのようにするかの対処だけでは、認知症の場合は永遠にどうするか?は終わりません。
そこで、この記事では、認知症の関わり方を探している人に知って欲しいことをお伝えしたいと思います。
認知症のコミュニケーションを学んだだけでは関わり方は改善できない理由
認知症の関わり方を調べてみると様々なサイトが出てくると思います。
一般的によく言われていることは、どのサイトを見ても一緒ですよね。
1. 否定したり叱ったりしない。
参考:みんなの介護
2. 褒める、感謝する、相槌を打つ
3. 放置するなど、ストレスを与えるのは厳禁
4. かけがえのない存在であることを認識してもらう
しかし、ほとんどの人がそれができずに困っているはずです。
なぜなら、認知症になっていないからその気持ちがわかることはないからです。
相手のことや相手の気持ちがわからないのに、相手を受け入れろっていうのは難しいでしょう。
認知症の方にも感情があります。
ですが、それを表現できなくなってくるという悲しい事実があります。
忘れてしまうこということは悲しいことですが、その対応やコミュニケーション方法を座学で学んだとしてもあくまで対処方法でしかありません。
実際に現場で活用するには、毎日忙しい生活の中では非常に困難なことだと思います。
ですので、コミュニケーションや接し方などの認知症の関わりを学んでも、「それができたら苦労しないよ」となってしまうことが多いのです。
私たち日本高齢者アタッチメント協会では、認知症体験セミナーを今まで企業に向けてやってきました。
その時の経験から、一般の方へ全く新しい取り組みのご提案をしています。
認知症になる前に本人の希望を先に決めておきませんか?
もし、認知症になった方が、認知症になる前に先に自分のして欲しい方法を教えてくれていたらどうでしょうか?
こんな時はこうしてくれたら嬉しい。
こんなふうに声をかけてほしい。
もし怒鳴ったり、怒ったりした時でもこのようにフォローしてほしい。
そのような自分の取り扱い説明書のようなものがあったらどうですか?
本人が言っているのですから、思い悩むこともなく接することができるはずです。
そのためには、実際に認知症の人から見た世界感を体験していただき、「認知症とはどのようなものなのかという知識」を認知症になる前に知っておく必要があります。
親だけではなく、自分もなった時はどうなってしまうのか?を知ることができれば、認知症になった方へ適切な対応やコミュニケーションをとることができます。
また、認知症になる前に、自分はどうしたいのか?
どのようにして欲しいのか?
そんな自分の取り扱い説明書を今から作っておくこともできるのです。
自分がなった時のリスクを考えて認知症を学ぶことがこれからもっと大切になると思います。
そこで、当協会では、「認知症に備える~私の取説セミナー~」を行っています。
認知症の世界を知って、認知症の知識を学び、親が、自分が認知症になった時の取扱説明書を考えてもらう。
そんなセミナーです。
認知症の関わり方ではなく、自分がどう関わってほしいのかを決定する。
そうすることで認知症になったとしても、自分の尊厳は守られるのではないでしょうか?
認知症になってしまったから自分ではなくなるのではなく、自分の意思を用意しておくことで最後まで自分をまっとうすることができるのではないかと思います。
そんなセミナーを体験してみませんか?
認知症を予防して自分らしく生きたいあなたへ
もう認知症なんて怖くない!
認知症に備えて認知症予防!
認知症になっても自分らしくあるための秘密をお伝えします!
→認知症に備えて認知症予防~私のトリセツ~セミナーを詳しく見てみる