年をとってきたから認知症の予防をした方がいいかと考えている人は少なからずいると思います。
川崎幸クリニック院長 杉山 孝博先生が提言している「認知症にならないための10か条」というものがあります。
1.脳血管を大切にする
2.食生活を整える
3.運動に心掛ける
4.飲酒・喫煙が過度にならないようにする
5.活動・思考を単調にしないように努める
6.生き生きとした生活を
7.家族・隣人・社会との人間関係を普段から円滑にしておく
8.自らの健康管理に心掛ける
9.病気や障害の予防や治療に努める
10.寝たきりにならないよう心掛ける
認知症にならないための10か条:川崎幸クリニック院長 杉山 孝博
このように、認知症の予防は生活習慣の改善などから始めましょうと厚生労働省をはじめ、医療機関でも言われているので意識して行おうとしている方も多いでしょう。
しかし、いざ予防を心がけて食生活を変えよう、毎日歩こうと思っていても、なかなか続かずに結局元の生活に戻ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事は、行動できない人でも認知症予防を行うことができる秘訣をお伝えしたいと思います。
認知症予防をやろうと思ってもできない理由
今まで何十年も染み付いてきた習慣を変えることは相当な意識をしないとできないものです。
ダイエットなどもなかなか成功できないのは、習慣を変えることが難しい人が多いからです。
なので、認知症予防のためには何をすればいいのかは分かってはいるものの、なかなか行動に移せない人が多いのです。
行動できないものを頑張ってやろうとしても継続はできませんよね?
行動に移すには意識の変化が必要になります。
自分が心から予防しよう!と思わなければなかなか今の生活を変えることはできません。
しかし、なかなか意識しても続かないことが多いです。
それは頑張りが足りないからとかではなく、認知症に対する知識が足りていないからです。
行動するために必要な3つの要素
認知症の予防はしないといけないと頭では分かっていても行動できない人は、知識がないから何をすればいいのかもわからず決断できません。
まずは認知症の正しい知識を得ること。
そして、実際に認知症になった時の世界を体験することです。
例えば、飛行機は落ちる確率がほとんどないということを知っているから安心して飛行機に乗ることができます。
食べ物でも、『ほや』などぱっと見、食べ物かどうかわからないものでも食べられるのは、食べたら美味しい、または食べられるという知識があるからです。
つまり、知っているから対応できるわけです。
行動に移すために必要なステップ
1.有効な知識を学ぶ。
2.学んだら決める(決断)
3.決めたら手順を組む
できない人は、このどれかができていません。
そもそも知識がなかったり、知識はあっても決めていなかったり、知識はあって決断したけど手順はできていない、これらのどれかなわけです。
「知る」「決める」「する」
「知識」「決断」「手順」
この3つができたら誰でも行動することができます。
認知症予防を行動に移すためにはまずは自分が認知症になったらどんな世界かを知ること
認知症の予防をしたいけど継続できない!という方は、まずは認知症のことを知ることから始めてみましょう。
日本高齢者アタッチメント協会では、認知症のことを知るためのセミナーを行っています。
そして、自分が認知症になった時に、どのようになるのか?
その世界を知ることができます。
認知症の予防を考えていてもなかなか生活習慣は変えられません。
まずは、認知症を知ること。
そして、自分が認知症になった時の世界を体験することで、危機感を持つこともできます。
認知症になってないからこそ、予防をするために認知症になった時の事を学ぶ必要があると思います。
自分がなったらを想定し、どんな言葉をかけて欲しいのか?
どんな対応をして欲しいのか?
それを言語化できていたら安心できませんか?
家族にそれを伝えておいたら安心ではありませんか?
認知症者への対策ではなく、自分がなった時のリスクを考えて認知症を学ぶことがこれからもっと大切になると思います。
そこで、当協会では、「認知症に備える 私のトリセツセミナー」を行っています。
認知症の世界を知って、認知症の知識を学び、自分が認知症になった時の取扱説明書を考えてもらう。
そんなセミナーです。
認知症の予防をしたいけどなかなか生活習慣を変えられない方は、ぜひ一度セミナーを受けてみてください。
認知症を予防して自分らしく生きたいあなたへ
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