認知症介護歴32年の看護師が送る認知症介護が楽になる無料PDFを今すぐ手に入れる>>

若年性認知症 介護負担の違い

それぞれの介護負担

若年性認知症と高齢者の認知症は社会的問題点ばかりではありません。

身体的なことから介護負担の違いもあります。

認知症になると、物忘れもあります。

できないことが少しづつ増えていきます。

また認知症になると、認知機能が障害され認識が変化します。

それにより、様々なコミュニケーションの障害が起こります。

この2つがあるから認知症介護って大変だと思われるのだと考えます。

認識が違う人にうまく説明して行動してもらう。(しかも今までの人生ではできていた人)

認識が違う人にうまく説明して行動してもらうのは認知症の段階にもよりますがかなり難しい。

行動してもらう相手が子供なら身体も小さいので大人が声をかけながら大人が行動を手伝えばなんとかできる。

でも、認知症の人は大人なので、全てが大人サイズ!

大人は泣く代わりに言葉や行動で表現します。

嫌がって振りほどく手の長さも嫌だと言って蹴っ飛ばす足の長さも自分と同じ長さです。

そこが、子供と大人の違いです。

でもこれは高齢者の認知症の話。

特に病院で多く発揮されます。

高齢者の認知症の人でもかなりの力を発揮していますが、これは若年性認知症ならどうでしょう?

認知症を発症するのが高齢であればあまり体力がありません。
力も弱くなっています。

ところが、若年性認知症だと体力もあるし、力もある。

同じ症状だとしても高齢者と若年者では大きな違いが出てきます。

例えば怒って大声を出すのも高齢者より若年者の方が声も大きいし、迫力があります。

暴力と呼ばれるものも若年者の方が力があります。

徘徊と呼ばれるものも体力があればどんどん遠くへいってしまう。

実際、私が知っている若年性認知症の方は1〜2時間なら平気で歩いていました。
それも毎日。

ついていくのがとても大変とご家族は言っていました。

若いから体力がある。
それゆえに介護負担が大きくなる。

これも若年性認知症の特徴かもしれません。

もちろん、認知症だからと言ってみんながみんな介護負担が大きいわけではないのでその辺は誤解されないようにお願いします。

関連記事
シリーズ記事【若年性認知症】

タイトルとURLをコピーしました