これまでお伝えしてきたように高齢者の認知症と若年者の認知症では社会的背景に大きな違いがあります。
どんな病気でもそうですが発症が若ければ若いほど将来・未来がなくなるようで不安が強くなります。
高齢者の認知症の人が不安がないと言っているのではなく比較として、若年者の方が平均寿命まで時間がありますから精神的ダメージの種類が違うのです。
だって、誰もが自分が病気になるとは考えてないですからね。(若いうちは特に)
ところが、病気になってしまった。
社会から必要とされなくなる不安
お金の不安
子供に対する不安
未来がなくなる不安
そんな不安がたくさん出てくる。
不安があることによって病院受診を拒否するかもしれません。
不安があることによってうつ状態になるかもしれません。
不安があることによって自暴自棄になるかもしれません。
認知症の本人だけではなく家族も不安に思うでしょう。
その時に役に立つのはやはり正しい知識です。(本人も家族も)
認知症に対する不安は偏見からきていることも少なくありません。
無明の状態だと不安も大きくなるのです。
認知症に対する正しい知識を持ち、行政などから受けれるサポートを利用し精神的・身体的・社会的に頼れる仲間を作る。
それは個人的な仲間でもいいしNPO法人などがサポートしている団体でもいいと思います。
また、最近では認知症と言われても活躍している人もいます。(その話は別の機会に)
若年性認知症に関心が高まっている今、サポートなどを調べておくのもいいかもしれません。
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