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若年性認知症の人の社会生活上の問題点

若年性認知症の社会生活

「施設の手伝いをしてたんだけどそれも難しくなっちゃって」

若年性認知症でデイサービスの利用相談に来たAさん。

仕事ができなくなり、でもまだ元気だし、社会の役に立ちたいと近くで掃除のボランティアをしていました。

でも、そのボランティアもだんだんできないことが多くなり、日中はデイサービスがいいだろうということでうちのデイサービスに来ました。

若年性認知症とは18歳から64歳までに認知症を発症した場合を若年性認知症と言います。

高齢者の認知症と違い、社会的な問題が出てきます。

まず、仕事を続ける事がだんだんと難しくなります。

会社の人が認知症について、認知症の人とのコミュニケーションについて理解していればいいのですが、なかなか難しい。

もちろん、理解ある会社や上司で仕事を続けられるならいいのですが、そうじゃない場合もあります。

働き盛りの大人が仕事を通じて社会と繋がれないことは本人にとってはとても辛いことじゃないでしょうか。

会社や仕事が好きな人は自分の居場所がなくなるような感じもするかもしれません。

認知症の初期はまだまだできることが多いので誰かのサポートを受けながら出来るだけ仕事を続けるのがいいと思います。

発症を機会に会社の人に認知症を学んでもらうのも一つの手ですね。

このような働きかけは大変かもしれませんがそのあとに必ずいい形になってかえってきます。

もちろんできる時にできるだけ。
そんな気持ちも大事です。

諸事情により、仕事ができないのであればAさんのようにボランティアで社会とつながる。

若年性認知症、高齢者の認知症に関わらず社会との繋がりは大事ですが、年齢が若ければ若いほど、社会における自分の役割を意識しその役割を果たしたいと思うのです。

それを踏まえて、寄り添いたいなと思います。

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