認知症VR体験はセミナーを行う主催者の認知症に対する考え方によって変わる?認知症の人とのコミュニケーションを学ぶだけでは足りない理由とは? | ハッピー介護サポートセンター

認知症VR体験はセミナーを行う主催者の認知症に対する考え方によって変わる?認知症の人とのコミュニケーションを学ぶだけでは足りない理由とは?

認知症の人との信頼関係構築

今後、認知症患者数の増加は大きな社会問題と言われています。

それを受けて、認知症の人や認知症の疑いがある方との関わり方に対して学ぼうとする企業も増えてきました。

その為、様々な認知症のセミナーや研修がありますが、その中で、当協会と同じように、VRを使った認知症体験を用いたセミナーや研修を提供するところも増えてきています。

そして、そのような認知症のセミナーや研修の多くは認知症の症状や症状の成り立ちを理解すること、認知症の人とのコミュニケーションをとることを目的とした内容が多いのではないかと感じています。

実は、認知症VRセミナーは、主催者(セミナーを提供する側)の認知症に対する考え方によってセミナーの内容や得られる学びは大きく変わってきます。

そして、私はただ認知症の症状やコミュニケーションを学ぶだけでは認知症の人への理解は得られないと感じています。

そこで、この記事では当協会が行うセミナーと、他社のセミナーでは何が違うのか

また、なぜ、認知症患者とのコミュニケーションを学ぶだけでは足りないのか?を解説していきたいと思います。

一般的な認知症VR体験セミナーと当協会のセミナーの違い

当協会のセミナーと他社様のセミナーでは、得られる学びが大きく異なります。

その理由は、あくまで、当協会ではVRは手段でしかないと考えているからです。

一般的なセミナーでは、最新技術であるVRを体験させることが目的となっていることがあります。

そして、セミナーのメインは「コミュニケーションスキルを学ぶ」こととなっているように感じます。

全てがそうだとは思いませんが、とりあえずVRを体験させれば新しいものなので飛びつくだろう。

こんな意図もあるのではないでしょうか?

しかし、当協会が行う認知症VR体験セミナーは、認知症の人とコミュニケーションをとった先の「関係性の構築」を最大の目標としています。

その為に必要なツールがVRでの認知症体験なのです。

認知症の人の気持ち、感情、現状・状態がわからないから、どう対応したらいいのかわからなくなってしまいます。

なので、自分たちがその状態を体験し、どのような気持ちなのか?

どんな感情が生まれるのか?

なぜその感情になるのか?

このようなことを感じてもらうことで、本当の意味で認知症の人達を理解することができるのではないかと思います。

それができて初めて座学が生きてくるのです。

なぜコミュニケーションを学ぶだけでは足りないのか?

認知症の人とコミュニケーションをとれるようになることは否定はしませんし、むしろどんどんコミュニケーションはとれた方がいいです。

ですが、それだけでは足りないのです。

その理由は、座学のコミュニケーションテクニックでは、介護者の都合でコミュニケーションをとったり、認知症患者が言いたいけどいえなくなってしまったその裏にある本音や叶えたい願望を知ることができないからです。

認知症の方でも感情は残っています。

ですが、それを伝える手段が脳の機能の低下によってできなくなってしまっているのです。

だから、私たちが理解できない行動をとってしまうことになります。

しかし、これは、赤ちゃんも同様ではないでしょうか?

「わかってもらいたい」「思い通りにならない」「うまくいかない」「不安だ」こういった感情が積もり積もり、時には爆発し、BPSD(いわゆる問題行動・困った行動)となってしまうこともあると思います。

この行動の裏の本音はコミュニケーションテクニックではどうすることもできないでしょう。

認知症の人の感情を理解し、どのような状況にあるのか客観的に見ることができる力を養わないと信頼関係は築けないでしょう。

日本高齢者アタッチメント協会の認知症VR体験セミナーは認知症の人との信頼関係構築が最大の目的です

先ほどもお伝えしましたが、当協会のセミナーは認知症患者を理解し、関係性を作り信頼関係を築く事が最大の目的となっています。

その為にVRの技術を活用し、みなさんが持っている知識・得た知識をさらに深めて認知症のより深い理解をしていただきます。

この深い理解は体験することでしか得られないと私は思っています。

だから、VRでの体験は目的ではなく、認知症や認知症の人の理解を深めるためと、関係性を構築する為の手段でしかないのです。

「認知症を知る」「認知症を学ぶ」といえば耳障りはいいのですが、それ以上に認知症や認知症の人を深く理解し、認知症の人が抱える感情はどんな感情なのか?を知る事がこれから認知症患者が増えて、関わりが強くなっていった時に必要なスキルであると感じています。

そのスキルと体験を学べる機会を当協会の認知症VR体験セミナーで得ることができます。

「認知症セミナーや講習を受けたけど、いまいち対応が変わらないなぁ」

「認知症の人の気持ちがあまりわからなかったなぁ」

「認知症という状態があまりよくわからないかったなあ」

なんとなく「VRはすごいなぁ」

と言ったような感想しか得られなかった企業さんこそ、もう一度受けて欲しいと思います。

もちろんこれから認知症についての対応を学ばないといけないとお考えの企業様も大歓迎です。

協会の認知症VR体験セミナーについてのご相談は無料ZOOM相談を実施しています。

お気軽にお問合せください。

認知症VR体験セミナー・研修

VRセミナー

認知症高齢者に優しい地域づくりを目指して

認知症の人の日常を疑似体験する
認知症セミナー&認知症VR体験

認知症VR体験研修プログラム(リアル/オンライン)

1.はじめに
目的の共有

2.認知症や認知症ケアを学ぶステップ
認知症を理解する為の段階について学びます。

3.認知症の人が体験している世界を理解
ワークの入った講義や、VR視聴を通して、認知症の人の立場から見た日常生活をより身近に感じていただきます。
認知症の人の体験を通して、どのようにコミュニケーションをとればいいのかを学ぶことができます。

4.認知症の人との適切なコミュニケーションの基本
認知症の人とのコミュニケーションの基本やその理由、また、自分の介護の在り方について考えます。

コミュニケーションを手段として、良い関係性を作るための方法を考えます。

5.まとめ
ペアワークやシェアなどで、セミナー内容を振り返りアウトプットすることで、学びをより一層深めます。

→認知症VR体験研修を詳しく見てみる

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