認知症になると相続争いになる?認知症になる前からやっておくべきこと

遺産相続

認知症になると、
銀行の預金や運用商品が凍結される。

このような話を聞いたことが
あるかもしれません。

もし、あなたが、
最近物忘れがひどくって認知症が心配。

そう思うなら、自分の資産管理について
今から考えておいた方がいいでしょう。

なぜなら、認知症になって、
物忘れをすることで困ることの一つとして、
資産の管理ができなくなる
ということがあります。

資産の管理ができなくなって、
資産を凍結されることも大変ですが、
それより大変なのは、
家族や親族による資産争い、
相続争いではないでしょうか?

世間では、
認知症の親と同居している子供が
一軒家を勝手に売却したり、
勝手に預貯金を使ってしまって
他の兄弟と争うケースや、
認知症の親の介護をし、
介護費用や生活費用を
親の預貯金から支払っていたら、
資産を使い込んだと
兄弟に勘違いされて遺産を請求されたケース
など、認知症の人に関した
相続争いの例が多々あります。

このような相続争いは
誰も望んでいないと思います。

うちの家族や親族は絶対大丈夫!
そう思う方はいいのですが、
家族に争って欲しくない、
自分が認知症になった後でも
仲良く暮らして欲しい、
そう思う方はぜひお読みください。

認知症の症状は物忘れだけではない!

認知症になると、物忘れをして大変、
そう思うかもしれません。

さっき食べたご飯を忘れて、
何度もご飯まだ?って言うとか
買い物したものを忘れて、
冷蔵庫に同じ食品が並ぶ。

認知症ってそんなイメージかもしれません。

でも、認知症の症状は
物忘れだけではありません。

認知症の原因となる病気によって、
認知機能が低下したり、
障害されたりします。

判断力や、理解力、計算、
記憶力などが認知機能ですが、
これらが低下又は障害されると、
お金の管理や資産・財産の管理が
難しくなります。

自分の意思はなくなりませんが、
正常に判断ができなかったり、
意思を周りに上手に伝えるのが
難しくなります。

認知症になって資産・遺産争いがおこる原因とは?

日々のお金の管理にも支障をきたしますが、
大きいお金、要は持っている資産を
どうやって管理するのか、
どう管理したら最適なのかが
わからなくなりますし、
亡くなった後、遺産をどうしたら適切なのか
判断も難しくなりますし、
それを伝えることも難しくなります。

業者に勧められるまま
必要のない家のリフォームをして、
大きなお金を失ったり、
必要のないものを通販で
買ってしまったり、
言われるがまま友人にお金を貸して
返ってこなかったり。

健康な時なら、お金と家とを鑑みて
リフォームの必要がないことが
判断できますが、認知症になると
その判断ができなくなってしまうのです。

なので、健康な時のあなたが
意図していない方法で、
資産を使ってしまうかもしれません。

このように、認知症になると
自分ではお金の管理が難しくなるため、
銀行などでは、認知症の人の預金を
凍結するのです。

資産を使い切ってしまうならまだしも、
家族に言われるがまま、資産を使ってしまい、
のちに家族の中の資産・遺産争いに
発展することもあります。

認知症じゃなければ、
資産をどのように使っても、
本人の意思でその行動をしたのだ
と考えられるので、
資産・遺産争いに発展することも
少ないでしょう。

でも、認知症で、
認知機能が低下していて、
正常に判断できない、
意思が確認できないだろうと思われていれば、
勝手に資産を使われたと周りが思ってしまい、
資産・遺産争いに発展してしまうのです。

ですから、
資産・遺産争いにならないためには、
どのように資産管理をするのかを、
認知症になる前に決めておくことが重要です。

資産・遺産争いを避けるためにいまからやっておくこと

認知症になる前から、
資産をどうするのか、
管理をどうするのかを決めておき、
自分のトリセツとして、
残しておくようにしましょう。

認知症になってからでも、遅くないでしょ?

そう思われるかもしれません。

もちろん、認知症の初期は
認知機能の低下も軽度で、
判断力や理解力も障害されていないことも
あります。

しかし、認知症になると、
自分では認知症と気づきにくいですし、
他の事、例えば、不安などがあり、
資産の管理どころではないといったことも
多々あります。

周囲がおかしいな?と思った時には
自分の意思で財産管理を決定することが
できなくなっています。

ですから、健康な今のうちに、
もし認知症になったら
財産管理をどうするのか、
家族信託や後見人など第三者を入れて
財産を管理するのか、
それとも家族だけで管理するのか、
またその理由について考え、
伝えておかないといけないのです。

このように準備をしておくことで、
少なくとも認知症が原因で
資産・遺産争いになることを
防ぐことができます。

もし、認知症になった事が原因で
家族が争うのは嫌だと思うならぜひ、
自分のトリセツを書いておき、
家族にも伝えておきましょう。

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