2021年3月24日は武蔵小金井の包括支援センター主催で
2回目の認知症VR体験研修でした。
東京都小金井市内の居宅支援事業所のケアマネジャーに
ご参加いただきました。
研修では、認知症の人が体験しているであろう日常を
講義とVRにて体験していただきました。
VR体験を取り入れた実践的な内容だったので、
より一層、学びが深くなったと思います。
この体験を通して、
自分だったらどうして欲しいのか、
なぜ、そのように考えるのか、
そこから、どのように対応したら最適解なのかを
考えていただきました。
そして、それを
シェアしてもらいました。
私は、一般の人とプロの違いの一つは
症例数、事例数の違いだと思っています。
どれだけ多くの人を見てきたのか
どれだけ多くの引き出しがあるのか
そして、それをどれだけ引き出し、
提供できるのか。
多くの事例を知ることで
最適な対応に近づくと考えています。
自分一人で考えていると、限界がありますが、
他の人の意見を取り入れることで、
事例は2倍、4倍…と増やすことができます。
今回も、自分以外の人の意見を聞くことで
様々な気づきがあったようです。
受講者したケアマネジャーの声
●VRを視聴してみて、これが認知症の体験なんだなというのがよくわかりました。この体験を例えば認知症を持っている人を、介護している人たちにこのまま話してみてもいいかな、って思いました。それが認知症を持っている人を介護している人たちの役に立てればと思いました。(O様)
●「名前がなくなり、概念がなくなると行動できなくなる」ということを、VRを通して体感できた。
「相手が理解できない言葉を使っているかもしれない」と支援者が意識して対応することが必要だと
再確認できました。(I様)
●楽しく、メリハリがあって、頭だけでわかっていたことがしっかり納得できた(F様)
●認サポのメイトをやったり、実際に認知症の方とも接していましたが、違う気持ちで取り組めそうです。ワークもあったので、よく理解できました。(M様)
●今まで参加したり学んできた内容とは別の視点での研修だったので面白かったし、ためになりました。認知症の方がどのように生活を送っていらっしゃるか、どのような気持ちで生活されているのかということが具体的にわかりました。(N様)
●VR体験で認知症の人の気持ちが理解できた。『認知症』と一言で片づけてしまいがちですが、当事者は日々、辛い思いをしているんだと改めて感じました。(T様)
●なかなか体験できないVRが体験できた。体験したことについて、話し合い、考察できて満足です。
名前、概念がなくなるということの体験。質問に対してどう答えたらいいのかわからない。意味が理解できないということが、そのまま認知症の体験となったので、参考になりました。あまりできない体験ができました。実際に体験し感じることは大切です。(A様)
VRを体験したり、各内容によって自分なりの言葉が学びを深めた。寄り添う介護が心身からスタートすることも実感できた。(T様)
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