認知症を隠すデメリット

認知症を隠すことのデメリット

 

先日の中日新聞の記事で、

国際アルツハイマー病協会が
世界的に行った調査で、
認知症の人を介護している
家族のうち、周囲に認知症の診断を
隠したことがある人は35%だった。

また、当事者の85%以上が
「自分の意見が真剣に
受け止められないことがある」と答えた。

このような内容の記事が
先日の中日新聞でありました。

 

このような記事を読むと、
まだまだ認知症についての
誤解や偏見があるのだなと感じます。

 

もちろん、さまざまな背景が
あるとは思いますが、
私は家族が認知症になったら
できるだけ、周囲の人に話して、
協力をしてもらうのが良いと思いますし、
協力しあえるような社会になることを望んでいます。

 

 

セミナーなどではお話するのですが、
介護は線や面ではなく、立体です。

介護が必要になったら、
誰がみるか(介護するか)ではなく、
どうやってみるか(援助するか)です。

『誰がみるか』の視点で考えると、
1人や2人に負担がかかりがちです。

一人で介護して行き詰まると、
虐待などにつながることも
あるかもしれません。

それは、一人で介護をするのは
肉体的な負担もありますが、
心理的な負担も大きいからです。

 

 

人は、得意なこと・できることもあれば
苦手なこと・できないこともあります。

だから一人で介護するのは
負担が大きくなってしまうのです。

 

一人では負担が大きくても、
その負担をみんなで分割すれば、
おのずと一人一人の負担は
少なくなります。

 

だから、介護が必要になった時に、
『どうやってみるか(援助するか)』
この視点で考えることで
介護のために使える力(リソース)を
見つけることができます。

 

介護のために使える力を
見つけ、介護に使うためには
周囲の協力が必要不可欠です。

そのためには、
周囲に認知症の診断を隠すより、
正しい知識において
認知症を説明したほうが
周囲の協力は得られやすくなります。

周囲の協力が得られれば、
介護の負担も分散されます。

一人で介護するより断然
介護の負担が減るわけですね。

 

 

また、本人のためになることもあります。

周囲の人は、もしかしたら
援助したいと思っているかもしれません。

でもそう思っていても、
援助が必要な状態なのかどうかが
わからないと援助する術がありません。

また戸惑ったり、
良い情報や方法を知っていても
遠慮してしまう可能性もあります。

ですから、
言い触らす必要はありませんが、
まずは信頼のおける周囲の人
(近所の人や、親戚、友人、兄弟など)には
隠さずに話し、どんどん手を貸してもらいましょう。

それがみんなの、介護負担を減らすことに
なっていきます。

当事者の85%以上が
「自分の意見が真剣に
受け止められないことがある」については
次回お伝えしようと思います。

 

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